連続発生中
雲一つない青空。本州では、30℃を越える厳しい暑さのようですが、今朝の雲海テラスの気温は低く8℃…(7月7日)。暑さに慣れたお客様にとっては身体に沁みる寒さだと思います。北海道の朝晩は、気温が下がり寒くなりますので、必ず1枚羽織れるものは持ってきて下さーい。重宝します。
今朝は、山の谷間に細く流れ込む雲海の発生でした。少々風があり、いつも発生しているはずのリゾート上空には雲海がなく、周辺の山間に、さらにその奥の十勝平野方面全域に発生していました。手前に雲海がなかったので、若干、迫力に欠けましたが…心配しないで下さい。ちゃんとした雲海の発生です。
最近は営業開始直後が日の出です。雲が流れ込みモクモク感がとても良かったです。もう少し雲量があれば、リゾート上空まで流れ込めたのに~惜しいです。
この写真は、テラスのデッキを周遊するための散策路から撮影したものです。朝方の早い時間帯では、遠くに雌阿寒岳・雄阿寒岳も見えました。 太陽が昇ると、どんどんと気温が上がり、雲の量もあっと言う間に少なくなり、6時半前には消滅してしまいました。この時期、雲の量にもよりますが、6~7時にかけて発生した雲海が消滅することが多いです。本州では、今夜が七夕ですね。北海道では、8月7日が七夕の地域が多いのです。本州から入植してきた方々(藩・開拓グループ)の出身地によって、7月と8月の地域に分かれているようです。しかも「笹」ではなく「柳」に短冊を飾るのが一般的。七夕の夜は、まるでハロウィーンの「Trick or Treat(お菓子を出さないと、魔法をかけちゃうぞ)」のように、浴衣を着た子ども達が提灯を持って近所の家を周り、「ローソク出せー出せーよー、出さないとかっちゃくぞ~、おまけーにーひっかくぞ~」と歌いながらお菓子やローソクをもらい歩く風習があります(これも地域によって歌や内容が違います)。青森のねぶたや、東北での習慣が根付いたと言われています。
本州では、最高気温が35℃を越える猛暑日が予想されており、夕方からは大気が不安定になるところが多そうです。より多くのところで、綺麗な星空が見えるロマンティックな七夕の夜になるといいですね。
それでは、気になる明日の雲海予報です。
☁雲海発生予報☁
【7月8日(金)の雲海発生確率は 20% でしょう】
明日の北海道付近は、千島の東から張り出す高気圧の圏内です。トマム方面では、明け方から晴れるでしょう。明け方は、テラス付近よりも山麓付近の方が気温が低く、トマム産の雲海が発生する可能性がありますが、6時頃には解消する見込みです。4時過ぎにはテラス付近からきれいな日の出が見られそうですので、早めのご来場をおすすめします。明け方の気温は13度前後と低めですが、日中は気温が上がります。服装調節や紫外線対策などにお気をつけください。
明日の北海道付近は、北海道のはるか東海上から張り出す高気圧の圏内です。トマム方面では、明け方から朝は晴れて、きれいな朝焼けが期待できそうです。放射冷却現象が強まって気温が下がり、トマム産の雲海が発生する見込みです。また十勝方面には湿った空気が入るため、太平洋産の雲海が多少流れ込んでくる可能性もあります。明け方は10度前後とひんやりしますが、日が高くなるにつれ過ごしやすい気温になるでしょう。ただし日焼け対策はお忘れなく。
朝4:00よりトマム公式サイト、トマムコンシェルジュ、公式ツイッターにて、その日の雲海発生状況をお知らせしております。なお、公式サイトでは、「雲海予報」、「今の雲海状況」、「過去の雲海発生状況」をご覧いただけます。雲海を確実に見て頂くためのツールとしてご活用下さいませ。
【雲海発生予報確率とは】
雲海の雲の量ではなく、雲海が発生するであろう確率です。雲海テラスご来場の際の参考としてお楽しみ頂ければ幸いです。
【2016年雲海テラス営業概要】
【営業期間】
2016年5月14日(土)~10月17日(月)
【営業時間】
5月14日~ 8月31日 4:00~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
9月 1日~ 10月17日 4:30~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
【注意事項】
※天候不良により、雲海営業が中止になる場合がございます。
※トマム山登山は、オープンしました。頂上の1,239mからは、360度全面に広がる雲海を見ることもできます。片道約30分です。登山道は、滑りやすいのでご注意下さい。気象条件により、オープンできない場合があります。予めご了承下さい。
※早朝は低温の場合が多く、しっかりとした防寒対策をしてきてください。