大気の状態が不安定。。。
本日は大雨と落雷の恐れがあるため雲海テラス及びてんぼうかふぇの営業を中止いたしました。楽しみにしていたお客様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解くださいませ。
北海道周辺は前線を伴った低気圧の影響で南から湿った暖かい空気が入ってきて、大気の状態が不安定となっております。北海道を観光するお客様も急な天候の変化に気をつけてくださいませ。
ところで雨が降る仕組みはご存知でしょうか?
例えば濃度の濃い塩水を凍らせると塩は結晶となって表面に出てきます。これは水の温度によって含まれる塩の量が決まっているからなんです。空気中の水蒸気も全く同じで、空気が冷やされると含まれる水蒸気量も少なくなるんです。
水蒸気がゆっくり冷やされると空気中の粒子に反応し水滴ができます。この水滴は雲粒と言い、これがたくさん集まると雨になって地表面に落ちてくるんです。約100万個の雲粒が集まってやっと雨になると言われております。
雲海テラスでも雲の中に入ることもしばしばあります。その時に雨が降っていると思うくらい周辺が濡れている時があります。それは雨が降っているのではなく、大量の雲粒に覆われているんです。
トマム周辺は南は日高山脈、東には東大雪と多くの山々に囲まれ、都会に比べると何もありません。その分自然に囲まれていて、都会では味わうことができない「雲中」という状態も体感することができます。雲中は周囲の様子は何もわからないくらい視界が良くありません。そんな時に雲のできる仕組みや雨の降る仕組みを理解していると、自然を体感する、ということにつながるかと思います。
ぜひ自然を体感しに雲海テラスへお越しくださいませ。
今日は昨年の今日の写真をアップいたします。久しぶりにトマム産雲海を拝みたいですね。
さて明日の予報はどうでしょうか?
☁雲海発生予報☁
【7月29日(木)の雲海発生確率は 20% でしょう】
4:00よりトマム公式サイト、トマムコンシェルジュ、公式ツイッターにて、その日の雲海発生状況をお知らせしております。なお、公式サイトでは、「雲海予報」、「今の雲海状況」、「過去の雲海発生状況」をご覧いただけます。雲海を確実に見て頂くためのツールとしてご活用下さいませ。
【雲海発生予報確率とは】
雲海の雲の量ではなく、雲海が発生するであろう確率です。雲海テラスご来場の際の参考としてお楽しみ頂ければ幸いです。
【2016年雲海テラス営業概要】
【営業期間】
2016年5月14日(土)~10月17日(月)
【営業時間】
5月14日~ 8月31日 4:00~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
9月 1日~ 10月17日 4:30~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
【注意事項】
※天候不良により、雲海営業が中止になる場合がございます。
※トマム山登山は、オープンしました。頂上の1,239mからは、360度全面に広がる雲海を見ることもできます。片道約30分です。登山道は、滑りやすいのでご注意下さい。気象条件により、オープンできない場合があります。予めご了承下さい。
※早朝は低温の場合が多く、しっかりとした防寒対策をしてきてください。
≪雲海アフターのおすすめ≫
①雲のしたカフェ&マルシェ→朝食+ショッピング(5:00~10:00 有料)
②熱気球フライト(受付 5:30~7:00 有料)
②ミナミナビーチ→早朝露天風呂(6:00~9:00 有料/宿泊者無料)
③水の教会→早朝教会見学(6:30~7:30安藤忠雄氏デザイン 無料)④夏のアドベンチャーマウンテン→ニポチェアー遊覧・散策(9:00~16:00 有料)⑤雲海ゴンドラ山麓のトマム食堂2階では、日帰りのお客様やドライバーをサポートする「うたたねラウンジ」(仮眠エリア)を設置しました。無料開放中です
前線を伴った低気圧がオホーツク海に進み、北海道付近は気圧の谷の中に入ります。暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になるでしょう。このためトマム方面では、雨の降りやすい天気が続きます。悪天候型の雲海の発生が見込まれますが、テラスは雲の中となりやすく、雷を伴って雨が強まる時間もあるでしょう。雨具や防水の効いた暖かい服装が必要です。