無常
弱い気圧の谷の中に入っている北海道。日中は、快晴で気温も30度近くまで上昇しトマムも夏本番です。やはり気圧の谷に入っているせいなのか、トマム周辺でも、夕方近くから極地的に大雨が降ったり、雷が鳴ったりと大気が不安定なエリアがあったようです。
大気が不安定な中でスタートした今朝は、真っ白な霧に包まれた雲中でした。日の出の時間がどんどん遅くなってきているので、最近は朝4時でも少し暗い感じがします。4時10分頃から東の空に雲間スポットが発生。奥には、青空が見え期待値を上げてくれます。今朝の雲は動きが速く、西(右)から東(左)へ流れていました。雲が流れている日は、雲間スポットができやすいです。この霧が晴れると眼下に雲海が期待できるのですが、実際には開けてみないと分からないが本音です。経験的にわからないのですか~とよく聞かれますが、分からないのです。開けてくるまでは。何度も、雲間スポットが見えては霧に包まれを繰り返すこと約1時間半。ようやく5時半前から全体的に霧が薄くなり、太陽も見えるようになってきました。さらに、期待値を上げてくれます。でも手前は、雲が薄くリゾートが少しだけ見えています…5時半過ぎ、さらに雲が薄くなり…全貌が見えてきました。 なんと、そこには全く雲海がないではありませんか。雲頂が高く、雲の下に雲海はありませんでした。「期待値をそこまで上げといて、これはないよなぁ~」と、本当に愚痴りたくなります。 自然の仕業なので、もう受け入れるしかありません。ですが、明けない夜はないし、止まない雨はないのです。晴れない雲はないし、出ない雲海はないのです!
さて、週後半です。
これからの雲海劇に期待しましょう。
☁雲海発生予報☁
【8月5日(金)の雲海発生確率は 30% でしょう】
北海道付近を、オホーツク海の低気圧からのびる気圧の谷が通過する見込みです。トマム方面は低い雲が多少広がる程度で概ね晴れるでしょう。テラス付近も晴れ間が広がりやすく、明け方はトマム産の雲海を楽しむことが出来る可能性がありますが、雲はすぐに消散へ向かい、眼下には素晴らしい景色が広がるでしょう。 気温は明け方でも19度と暖かくなる見込みです。8時頃には25度近くまで上がりますので、半袖などの薄着に羽織る物を用意するとよさそうです。
4:00よりトマム公式サイト、トマムコンシェルジュ、公式ツイッターにて、その日の雲海発生状況をお知らせしております。なお、公式サイトでは、「雲海予報」、「今の雲海状況」、「過去の雲海発生状況」をご覧いただけます。雲海を確実に見て頂くためのツールとしてご活用下さいませ。
【雲海発生予報確率とは】
雲海の雲の量ではなく、雲海が発生するであろう確率です。雲海テラスご来場の際の参考としてお楽しみ頂ければ幸いです。
【2016年雲海テラス営業概要】
【営業期間】
2016年5月14日(土)~10月17日(月)
【営業時間】
5月14日~ 8月31日 4:00~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
9月 1日~ 10月17日 4:30~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
【注意事項】
※天候不良により、雲海営業が中止になる場合がございます。
※トマム山登山は、オープンしました。頂上の1,239mからは、360度全面に広がる雲海を見ることもできます。片道約30分です。登山道は、滑りやすいのでご注意下さい。気象条件により、オープンできない場合があります。予めご了承下さい。
※早朝は低温の場合が多く、しっかりとした防寒対策をしてきてください。
≪雲海アフターのおすすめ≫
①雲のしたカフェ&マルシェ→朝食+ショッピング(5:00~10:00 有料)
②熱気球フライト(受付 5:30~7:00 有料)
②ミナミナビーチ→早朝露天風呂(6:00~9:00 有料/宿泊者無料)
③水の教会→早朝教会見学(6:30~7:30安藤忠雄氏デザイン 無料)④夏のアドベンチャーマウンテン→ニポチェアー遊覧・散策(9:00~16:00 有料)⑤雲海ゴンドラ山麓のトマム食堂2階では、日帰りのお客様やドライバーをサポートする「うたたねラウンジ」(仮眠エリア)を設置しました。無料開放中です