最後の最後に
昨日の雲海発生予報は、60%、そして、太平洋産雲海。夕方からは十勝地方全域に濃霧注意報が出ており、全面雲海発生の条件として抜群でした。さらに、昨日、一昨日と太平洋産雲海連続発生に加え、見事な日の出。高気圧が千島から張り出していた今朝も、全面に広がる雲海に出会えるはずと信じて疑いませんでした…が
標高1,088mの雲海テラスは、信じられないような濃い霧に包まれ雲中となっていました。これは、南から北上中の台風6号の影響なのでしょうか。今日、8月14日は、毎年シーズン中で1位、2位を争う最も賑わう一日です。なぜかと言いますと、毎年8月13日には帯広市で全国でもトップクラスの有名な花火大会「第66回勝毎花火大会」が行われます。この花火大会、およそ20万人の人出があると言われています。花火を見に来た帰りに雲海テラスへ立ち寄るお客様、お盆休みや夏休みでリゾートに滞在されるお客さま、さらに、週末のお休みに雲海を狙ってご来場のお客様などなど、今年の8月14日も沢山のお客様で賑わいました。時より、西側のクラウドウォーク周辺では、東の空が黄色くなったり、西の空が青くなったりすることもありましたが、一向に雲が切れることはなく深い雲の中。トマム山山頂(標高1,239m)に登られたお客様の中には、全面に広がる360°の雲海を見ることができた方もいたようです。雲海テラスとの標高差は、1,239m-1,088m=151m。 今朝は、全面に広がる太平洋産の雲海が来ていたのは間違いなく、雲の量が多く、さらに、流れ込む雲海が雲海テラスを飲み込んでしまったようです。6時前から山麓では、雲間スポットが現れだしていましたが、なかなか全体的に雲が切れません。
半分以上のお客様が、諦めてしまった営業終了間近の8時頃。突然、空の一部が明るくなり太陽の形が見え、濃い霧に隠れていた雲海が雲間から顔を出しました。まさに一瞬です。雲の動きが早く、一瞬にして雲海は消え、また真白な雲の中へ。ゴンドラ最終下山の9時までに数回、ゲリラ雲海を見ることができました。今日の午前中は晴れの予報だったトマムエリアも、既に曇り空になっています。明日以降、北上中の台風の影響が気になります。
今朝は、雲の量が多過ぎて、雲海テラスを覆ってしまった雲の物語でした。
それでは、気になる明日の雲海予報です。
☁雲海発生予報☁
【8月15日(月)の雲海発生確率は 20% でしょう】
明日朝は、台風6号が道東方面に近づきます。北海道付近は気圧の谷の中で、大気の状態が不安定となるでしょう。トマム方面は雲に覆われやすく、テラス付近も6時前後まで雲の中や雨となる時間がありそうです。8時頃からは日の差すこともある見込みで、雲の切れ間から悪天候型の雲海が現れる可能性があります。明け方から朝の予想気温は18度前後ですので、防水対策にもなる薄手の上着があると安心でしょう。なお、落雷や突風など、天気の急変には注意が必要です。
4:00よりトマム公式サイト、トマムコンシェルジュ、公式ツイッターにて、その日の雲海発生状況をお知らせしております。なお、公式サイトでは、「雲海予報」、「今の雲海状況」、「過去の雲海発生状況」をご覧いただけます。雲海を確実に見て頂くためのツールとしてご活用下さいませ。
【雲海発生予報確率とは】
雲海の雲の量ではなく、雲海が発生するであろう確率です。雲海テラスご来場の際の参考としてお楽しみ頂ければ幸いです。
【2016年雲海テラス営業概要】
【営業期間】
2016年5月14日(土)~10月17日(月)
【営業時間】
5月14日~ 8月31日 4:00~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
9月 1日~ 10月17日 4:30~8:00(上り最終乗車)※下り最終9:00
【注意事項】
※天候不良により、雲海営業が中止になる場合がございます。
※トマム山登山は、オープンしました。頂上の1,239mからは、360度全面に広がる雲海を見ることもできます。片道約30分です。登山道は、滑りやすいのでご注意下さい。気象条件により、オープンできない場合があります。予めご了承下さい。
※早朝は低温の場合が多く、しっかりとした防寒対策をしてきてください。
≪雲海アフターのおすすめ≫
①雲のしたカフェ&マルシェ→朝食+ショッピング(5:00~10:00 有料)
②熱気球フライト(受付 5:30~7:00 有料)
②ミナミナビーチ→早朝露天風呂(6:00~9:00 有料/宿泊者無料)
③水の教会→早朝教会見学(6:30~7:30安藤忠雄氏デザイン 無料)
④夏のアドベンチャーマウンテン→ニポチェアー遊覧・散策(9:00~16:00 有料)
⑤雲海ゴンドラ山麓のトマム食堂2階では、日帰りのお客様やドライバーをサポートする「うたたねラウンジ」(仮眠エリア:4:00~)を設置しました。無料開放中です。