Farm Area ファームエリア

牛舎と放牧地をつなぐ小径でぽつねんとたたずむアンナを見つけました。
雪でずっと通行止めだったこの小径も、今...

牛舎と放牧地をつなぐ小径でぽつねんとたたずむアンナを見つけました。
雪でずっと通行止めだったこの小径も、今では放牧地のすぐ手前まで歩いていけるようになりました。
「どうだった?」
と聞いたら、
「まだだった」
と答えてくれそうです。
アンナは残念そうにお家に帰っていきました。
春はまだちょっと先みたいです。

「罪悪感のないアイス(仮)」3部作の最後はきょとんとしている"おもち"と。

「罪悪感のないアイス(仮)」3部作の最後はきょとんとしている"おもち"と。
かわいい牛達の写真が撮れると沢山使いたくなります。
でもきりがないので、この辺で終わりにします。
こうやって紹介した以上はちゃんと製品としてリリースしなきゃ、と身が引き締まる思いです。
いつか、星野リゾート トマム内の朝食会場でファーム星野の水切りヨーグルトを発見したら、プレゼンに成功したんだな、と思ってください。

「え゛っ!?ありえなーーい」
ナイスリアクションありがとう。
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「え゛っ!?ありえなーーい」
ナイスリアクションありがとう。
みおは4か月になりますがまだまだミルクが大好き。
でも、牧草も穀物飼料も十分食べる様になったのでそろそろ離乳のタイミングです。
ヒトの皆さんで子供の頃は牛乳を飲めたのに、大人になってからは飲むとお腹がゴロゴロする、という事をよく耳にします。(私は大丈夫ですが)
これは"乳糖不耐症"と言って、ヒトだけでなくホ乳類全般で大人になると乳の中の成分"乳糖"を体が受け付けなくなる事に起因します。
でも、ヨーグルトやチーズであれば乳酸菌が乳糖の多くを分解してくれているので、お腹を壊す可能性がずいぶん低くなります。
酪農業と乳製品を通してより多くの旅するお客様の一日を彩りたい、と日々新製品や新サービスのイメージを膨らませています。もちろん、楽しみながら。

「え!?アイスじゃないの??」
水切りヨーグルトの試作をしています。
すごく...

「え!?アイスじゃないの??」
水切りヨーグルトの試作をしています。
すごくしっとり仕上がったので、いたずらでコーンに乗せてみました。
"みお"に見せたら良い反応をしてくれました。
「罪悪感のないアイス(仮)」として朝食ビュッフェで提供する事を夢見て、試作に励んでおります。
今度、料理長にプレゼンしてみたいと思います。
この見た目でアイスクリームと比べカロリーは約半分!たんぱく質は倍!!超ヘルシー、でも濃厚!!!
それを伝えた時のみおの表情は、明日改めて紹介させていただきます。

今日は理想的なヨーグルトができました。
最近牛達が食べている牧草が変わった事で牛乳の甘みが増しており、その...

今日は理想的なヨーグルトができました。
最近牛達が食べている牧草が変わった事で牛乳の甘みが増しており、その良い影響がでました。
発酵具合もジャスト狙い通りで、酸味も舌触りもバッチリでした。
記念に動画を残そうと思い立ったのですが、うまく自撮りできず3回目でようやくOKとしました。
3カップ開けて、全て美味しくいただきました。

犬だったら「お手」「お座り」「伏せ」など。
“コマンド“と言われるものです。
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犬だったら「お手」「お座り」「伏せ」など。
“コマンド“と言われるものです。
言葉の通じない動物にヒトが「こう動いてネ」と指示する言葉だったりアクションの総称です。
牛は「おーい」「べぇ~」「はいっ」など、掛け声自体は様々ですが、指示自体は
「前に進め」
これ一択です。
牛は指示しても止まらないし、ごはんの前の"おあずけ"も無いです。
この"前進コマンド"だけでなんとかなるのは、困らない様に色々なモノが設計されているからです。
牛舎、搾乳システム、動線など。
雪がちらつく中、牛達は良い子に搾乳舎内に吸い込まれていきます。
みんなちょっと面倒くさそうですが。
ちなみに、私の掛け声は「おーい」派です。
コツは?と聞かれると、声に魂を込める事。
本気じゃないと見透かされてしまいます。

屋根から雪が落ちてきました。
ホイルローダーで除雪していたのですが仔牛達は興味深々。

屋根から雪が落ちてきました。
ホイルローダーで除雪していたのですが仔牛達は興味深々。
大きな雪のかたまりを小屋のすぐ近くまで寄せてあげました。
冷たくて気持ちよいみたいです。
少し春の到来を感じる日です。

"おもち"が風邪をひきました。
ヒトも牛も体調を崩しやすい時期があり...

"おもち"が風邪をひきました。
ヒトも牛も体調を崩しやすい時期があります。
体を冷やさない様にして、出来ればお医者さんに診てもらう、といった対応も同じです。
まずはボアのコートを着せました。
どことなく不本意な表情に見えます。
おとなしく獣医さんの到着を待っています。

搾乳の順番待ちをしているサニー。
ファーム星野のミルキングパーラーは4頭同時に搾乳可能です...

搾乳の順番待ちをしているサニー。
ファーム星野のミルキングパーラーは4頭同時に搾乳可能です。
いま搾乳牛が17頭いるので1回の搾乳で5回転する事になります。
パーラーに入る順番はだいたいいつも似たりよったりで、早目に済ませたい牛、後ろから押されて入っちゃう牛、最後まで粘る牛、様々です。
サニーはいつも後の方で現れます。
こちらが気になって顔を出しているのか、ストーブが暖かく気持ちよいだけなのかもしれません。

肩寄せあう3頭の仔牛達。
今日は大雪。
特に寒い日は牛舎内にある「ハッチ」と...

肩寄せあう3頭の仔牛達。
今日は大雪。
特に寒い日は牛舎内にある「ハッチ」という小屋の中で身を寄せ温めあいます。
一番のお姉さん牛に妹達が寄り添うように寝ていました。
お姉さんがなんとも頼もしい目でこちらを見張っている様です。
昨日は立春。
まだ春を知らないこの子達に緑の牧場(まきば)を早く見せてあげたい、と思うそんな日です今日は。

人類が発明した中で、もっとも偉大なモノのひとつが"靴"だと思ってます。
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人類が発明した中で、もっとも偉大なモノのひとつが"靴"だと思ってます。
靴がどの動物も成しえなかった長距離や難所への移動を人類にもたらしたのでしょう。
ただ偉大過ぎて、手放す事が出来ないくらい私たちの足は脆弱になっていると実感します。
雪の上を元気に走り回る牛達に「足寒くないの?」って聞きたいです。
私はこの季節、分厚い靴下とスノーブーツが欠かせません。
たくましい彼女たちを見てちょっとうらやましくなります。

寒い朝、寝床から出たくないのはヒトも牛も同じです。
こちらの牛舎は"フリーバーン...

寒い朝、寝床から出たくないのはヒトも牛も同じです。
こちらの牛舎は"フリーバーン"という形式で、ベッドにあたる場所には寝藁が敷きつけてあるのですがとっても暖かです。
これは微生物の発酵熱によるもので、人間界で言う所の床暖房とか電気毛布みたいなもの。
なので、みんな朝のお仕事(搾乳)の時間が来ても誰も動きたがらないのです。
でも、お仕事後には朝ごはんが待っているのでみんな渋々ながら搾乳舎に向かって動き出します。