Farm Area ファームエリア

丑年も残すところ、あとわずかです。
今年の暮れは、寒波の影響でトマムも例年以上に寒いのですが、牛達は相変わ...

丑年も残すところ、あとわずかです。
今年の暮れは、寒波の影響でトマムも例年以上に寒いのですが、牛達は相変わらず元気です。
いつのまにやらモフモフの冬毛仕様になっています。
動物たちの環境適応力にいつも驚かされますが、ファーム星野のヒトスタッフも寒さに備えて脂肪を蓄えがちの様な、、、
来年も皆、健康で良い一年になりますように。

牛舎近くから見た、すっかり雪に覆われたファームエリアとトマム山。本日15時48分の写真です。
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牛舎近くから見た、すっかり雪に覆われたファームエリアとトマム山。本日15時48分の写真です。
初めて北海道で冬を迎えた際、その夕暮れの早さに驚きました。
北海道は北国のイメージが強いのですが、実は東国でもあります。日本のどこより、夕方日が落ちるのが早い土地柄です。
移り住んだ当初は冬場は特に一日の終わりが余りに早いようで寂しかったのですが、今ではもう慣れました。
今日は冬至。一年で一番日が短い日でした。
トマムはいよいよ冬本番を迎えます。

答え合わせは一年後。
はじめてハードチーズ作りに挑戦しました。
厳密には&q...

答え合わせは一年後。
はじめてハードチーズ作りに挑戦しました。
厳密には"加熱圧搾"タイプと言われるチーズで、パルミジャーノ・レッジャーノだったりコンテだったりが分類される、硬くて味わい深くなるのが特徴です。
この手のチーズの製造はとにかく根気勝負。一日掛かりでのんびりのんびり手間暇かけて、仕込みます。
この後、ブラインと言う塩水に一晩漬け込み、乾燥させて、熟成庫でじっくり熟成させます。
今回はサイズも小さく、1年後はおおげさかもしれませんが、少なくとも半年はじっくり気長に答え合わせを待ちたいと思います。
半年後は、夏の入り口。新緑の季節。
冬もいいですが、やっぱり夏が恋しくなります。

北海道の冬は長くて、厳しいというイメージがありました。
実際に住んでみると、冬が始まったなと感じるのは例年...

北海道の冬は長くて、厳しいというイメージがありました。
実際に住んでみると、冬が始まったなと感じるのは例年12月初旬前後で、春を感じ始めるのが3月中旬頃で、と東京や大阪に居た時と大きく変わりません。
トマムにもようやくまとまった雪が降り積り、いよいよ冬が始まります。
雪を喜んでいるのはスキー場スタッフだけではありません。
牛達も雪を前にテンション高めでした。

秋と冬が一進一退。
雪が降れば一気に冬になる、という訳でもなく、降ってはとけ、とけては降っ...

秋と冬が一進一退。
雪が降れば一気に冬になる、という訳でもなく、降ってはとけ、とけては降って、を繰り返しだんだんと本格的な冬になります。
牛にとっては過ごしやすい気候のようです。

深まる秋を前にちょっと歩を止め考え事。
本日で2021年グリーンシーズンの営業が終了し、1...

深まる秋を前にちょっと歩を止め考え事。
本日で2021年グリーンシーズンの営業が終了し、12/1の再オープンまで星野リゾート トマムはしばらくの間休館になります。
毎年この日を迎えると、無事シーズンが終わりホッとした気持ちと名残惜しい様な寂しい気持ちが入り混じります。
酪農にお休みは無く、休館中も、スキーシーズン中も、ファーム星野チームの活動は365日、日々続くのですが季節の移ろいを一番強く感じる日です。

トマムではカラマツが鮮やかに黄色く染まり、やがて雨の様に降り、落葉が積もると、いよいよ雪の季節に差し掛かります。

トマムではカラマツが鮮やかに黄色く染まり、やがて雨の様に降り、落葉が積もると、いよいよ雪の季節に差し掛かります。
牛達は今シーズン最後の放牧で冬に備えた体を作り、ヒトはバタバタと夏の名残の撤収と越冬準備を行います。

ファーム星野を支える人 #2
宮武宏臣
このダイアリーの更新を主に行っている...

ファーム星野を支える人 #2
宮武宏臣
このダイアリーの更新を主に行っている私です。
ファーム星野立ち上げメンバーの一人で、主にチーズ作りとプロジェクト全体の企画・運営管理を担当しております。
2017年に北海道トマムに移住し現職につくまでは、長く東京でマーケティングやITに関わるデスクワーカーでした。
こんな自然あふれる環境下で、動物に囲まれ日々仕事や生活をしている自分に未だに驚きます。
悩みは牧草アレルギー(触るとかゆくなる)なので、暑い日でも外作業の日は長袖を着ないといけない事です。

たまたま旨い物を作る事はアマチュアでも出来る、同じ味を毎日作り続けるのがプロの仕事。
学生...

たまたま旨い物を作る事はアマチュアでも出来る、同じ味を毎日作り続けるのがプロの仕事。
学生時代にアルバイトをしていたラーメン屋の店主の言葉をよく思い出します。
仕事として食べ物作りに取り組み、改めてその言葉の意味と難しさを実感します。
牛乳という日々変化する食材を、発酵を通して仕上げる乳製品作りはトライアンドエラーと微調整の繰り返しです。
今日は特に美味しいヨーグルトができました。
次も同じ味が出せるように精進します。

牛にも難しい年頃があります。
子供でも無い、大人でも無い、そんな時期です。
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牛にも難しい年頃があります。
子供でも無い、大人でも無い、そんな時期です。
明日の予防接種に向けてお年頃の面々も久々に放牧地から牛舎に帰りましたが、一番最後まで居残ったのはオハナとココ。
海野さんと微妙な距離感で膠着状態。
つかずはなれず、追ったり、ご飯で釣ったり、なんとか1km先の牛舎まで連れ帰った父はさすがです。

エデンたちがたどり着いたのは100haあるファームエリアの東の端。
その道程は1Kmを超え、途中落ち葉積も...

エデンたちがたどり着いたのは100haあるファームエリアの東の端。
その道程は1Kmを超え、途中落ち葉積もる林を抜け、せせらぎを越え、ようやくフロンティアにたどり着きました。(残念ながら動画は撮れず)
ゴルフ場も使われず5年放置するとご覧の状態になってしまいます。
ファームエリアは動物たちが生活し、我々ヒトが活動する事で、生きた土地として保全されています。
しばらくエデンたちはこの周辺で、草を食み、雑草を倒し、土を豊かにしながら生活します。

牛も駆ける
慣れ親しんだ放牧場から駆け出す若牛達。
先頭を走るのはグループの...

牛も駆ける
慣れ親しんだ放牧場から駆け出す若牛達。
先頭を走るのはグループのリーダー、エデン。
エデン達が進む先には何が待ちうけるのか?(明日に続く)