Farm Area ファームエリア

毎年恒例ですが11/1は星野リゾート トマムのグリーンシーズン最終営業日でした。
今期は行...

毎年恒例ですが11/1は星野リゾート トマムのグリーンシーズン最終営業日でした。
今期は行動制限が無い久々のシーズンとなり、より多くのお客様がトマムにお越しくださいました。
私個人としても行きたかったけど行けなかった、多くの場所に出かける事ができました。
この数年来、味わえなかった事でした。
お迎えするのも、訪ねるのも、やっぱり良いものだなと改めて実感しました。
川の水は流れが止まると淀みます。
旅は人の心を淀ませない為の活動で、必要不可欠なものかもしれない。
ステイホームの頃、そんな事を思っていました。
動く事で、心をリフレッシュさせ、新たなエネルギーを生む。
そういうものが旅であって欲しい、と願っています。
旅の満足を作る事も、旅の目的を作る事も私たちの大切な仕事です。
多くの人に選ばれる旅先になりたい、その為に農業や生産活動を通して何ができるか?
そして、観光を介して農業界や地域にいかに貢献できるだろうか?
ファーム星野の永遠のテーマです。
ずっと難題に頭を悩ませながら、走ったり、歩いたり、少し立ち止まりもした7年目のシーズンでした。
お疲れさまでした。
でも、相変わらずファームチームの活動は365日休まずに続きます。
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今年もトマムに、ファームエリアに、お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
来年は行きたいよ、という皆さま、ぜひお待ちしております。
牛たちは冬の間、牛舎周辺で生活するので、お客様のお目に触れる機会は少なくなりますが、そんな中でもファーム星野は日々活動しております。
トマムエリア内で乳製品をお楽しみいただけますので、是非冬のトマムにもお越しただきたいです。
本ダイアリーは少し充電期間をいただき、改めてどこかのタイミングで再開したいと思います。
皆さま、良い時をお過ごしください。

この時期は夏に使った放牧地の牧柵を畳む作業があります。
何十ヘクタールとあるので毎日コツコツ行います。

この時期は夏に使った放牧地の牧柵を畳む作業があります。
何十ヘクタールとあるので毎日コツコツ行います。
カラマツの落葉、雪虫、牡鹿の鳴き声、キリリとした空気感。
冬がもうそこまで来ている事を感じます。
夕暮れが特にきれいなのもこの時期だと思います。
牛たちがいなくなった放牧地には堆肥が撒かれ、やがて雪に覆われ、また春が来たら牛たちが帰ってきます。
お疲れ様でした。
来年もまた美味し草を生やしてね、とお願いしながら、もう少し作業を続けます。

トマムはここ数日で一気に冷え込むようになりました。
しずくも急激な気温変化にやられたのか少しお鼻を垂らして...

トマムはここ数日で一気に冷え込むようになりました。
しずくも急激な気温変化にやられたのか少しお鼻を垂らしております。見た所元気そうですが、少し心配です。
季節の変り目の体調を崩しやすい時期になります。
ヒトの皆様もどうぞご自愛ください。

天高く、牛も肥ゆる秋。
牛達も青草の食べ納めの時期に差し掛かってきています。
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天高く、牛も肥ゆる秋。
牛達も青草の食べ納めの時期に差し掛かってきています。
青草のシーズンが終わると、夏の間に収穫した牧草である"乾草"や発酵牧草である"サイレージ"を食べる事になります。
ここまで秋が深まると青草の再生力も落ちてくるので、牛舎では乾草やサイレージも食べられる様に準備されています。
この時期は牛乳の味も刻々とかわっていきます。

今日、トマムは雨が降っています。
先日はみぞれ混じりの雨が降り、山が一瞬白くなりました。翌日にはすぐに溶け...

今日、トマムは雨が降っています。
先日はみぞれ混じりの雨が降り、山が一瞬白くなりました。翌日にはすぐに溶けてなくなりましたが。
ところで「晴耕雨読」という言葉が好きです。
「晴れた日は外で働き、雨の日は中で書を読み自己研鑽に励む様」と言うストイックな解釈もいいのですが、個人的には「晴れた日は外で働き、雨が降ったから諦めて本でも読もうか」くらいの温度感で捉えています。
なんなら「雨降った。ラッキー、今日は体を休めて読みたかった本を読んじゃおう」くらいのスタンスでも時にはいいのかもしれません。(いつもだとマズそうですが笑)
今日は冬に向け使わなくなる放牧区の牧柵撤収作業を行う予定でした。
生憎の雨なので、作業はやめて今この文章を書いています。
動画は今日の文章とはまったく関係の無い、夏のファームの一コマです。
夕方になり牛達は整然とゆっくり牛舎に帰っていきます。
「日も落ちてきたし、迎えも来たから帰るか」
そんな感じでしょうか。
天気も一日の時間も私たちは変える事はできません。
自然の巡りに合わせて、ファームは日々移ろっていきます。

今日はイリスの2回目の出産でした。
イリスの初産は昨年7/16から5回に分けて投稿しており...

今日はイリスの2回目の出産でした。
イリスの初産は昨年7/16から5回に分けて投稿しておりますので、ぜひ振り返ってそちらもご覧ください。
今回は介助なしの自然分娩、拍子抜けするくらいするっと生まれてくれたので、投稿はこの1回のみです(笑)
親子水入らずの時間をのぞき見させてもらいました。
いつ見てもこの光景は心温まります。
イリスも仔牛もお疲れさまでした。

「俺たちはこの景色も作ってるんだよね」
私が農学部の大学生だった頃、研究室のOBで新規就農...

「俺たちはこの景色も作ってるんだよね」
私が農学部の大学生だった頃、研究室のOBで新規就農したT先輩がつぶやいた一言と、目の前に広がる彼が手掛けた田園風景がセットで今でも心に残っています。
もう20年以上昔の話しです。
その「この景色も....」の"も"にプライドを感じ、生産者の道を歩む先輩に憧れました。
同時に、こんな素敵な作品とも言える景観が一銭にもならないなんて、、とも思いました。
その原体験が私の今に繋がってる事は疑う余地もありません。
あの日のT先輩のような素敵な生産者に近づけているのだろうか?
誰かの人生に影響を与えるような仕事ができているのだろうか?
まだまだかな、と思います。
でも、目の前に広がるファームエリアで草を食む牛たちと、その地で憩い、楽しんでいるお客様を目にすると、ちょっとした充実感もあります。
あの日の夢を叶えた自分、ちょっとえらいぞ、とちょっと自分を労いたくなる、この景色が大好きです。

ファーム星野のヨーグルトはお部屋でそのまま食べられる様、ほのかに甘味をつけ、酸味も控えめにしています。
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ファーム星野のヨーグルトはお部屋でそのまま食べられる様、ほのかに甘味をつけ、酸味も控えめにしています。
でも、今日はもうちょっと刺激(ここでは糖分)が欲しい!、という時にお勧めなのが「はちみつ」がけです。
"乳と蜜"は旧約聖書にも登場する、古来から伝わる切っても切れないベストタッグなんです。
トマム内のザ・タワー、リゾナーレトマムの両売店では"ファーム星野のヨーグルト"はもちろん、食べ切りサイズの「クイックハニー」シリーズを取りそろえております。
お花の違いで蜜の香りも、色も、甘みも様々なのが楽しいです。
ファーム星野のヨーグルトも徐々に乳脂肪の乗った秋味になってきました。
ぜひ一緒にお買い求めいただきお試しください。

ファーム星野では3品種の乳牛を飼養しています。
お馴染みの白黒は「ホルスタイン」。

ファーム星野では3品種の乳牛を飼養しています。
お馴染みの白黒は「ホルスタイン」。
体は大きいけど、慎重で少し臆病な所があります。
続いて現れたうすい茶色の牛は「ブラウンスイス」。
よく言うと人懐っこくて好奇心旺盛、悪く言うと図々しいです。
最後に現れた濃い茶色の牛は「ジャージー」。
小さい体で物怖じしない、天然で何を考えているか分からない宇宙人(牛?)感があります。
あくまで品種による傾向で、牛も個々によって様々です。
結局、みんな違ってみんなそれぞれかわいいです。

雲海の中を牛が行く。
トマム産雲海が発生している時、ファームエリアはとっても神秘的です。<...

雲海の中を牛が行く。
トマム産雲海が発生している時、ファームエリアはとっても神秘的です。
雲を上から眺めるのもいいのですが、雲の中で散歩するのもまたひとつトマムの楽しみ方です。

「ファームアフタヌーンティー」を開催しております。
写真は梶原萌(かじはら めぐみ)さん。...

「ファームアフタヌーンティー」を開催しております。
写真は梶原萌(かじはら めぐみ)さん。
ファーム星野の乳製品を使用した10種の小菓子やセイボリーのメニュー開発を社内で行ったのですが、その中心的な役割を担ってくれたのが梶原さんです。
第一走者がミルクを出してくれる牛だとしたら、第ニ走者は乳製品を作る私達、梶原さん達は第三走者で、ゴールはテーブルで待つゲストにメニューを届ける事になります。
10種類の小菓子になんらか乳製品を使う、という難題に研究と検証を重ね、素敵なアフタヌーンティーセットに仕上げてくれました。
晴れた日にアフタヌーンティーを楽しんでいただく為に設置したテーブルとソファーはファームエリアの高台にあります。
そこらかは第一走者であった牛さん達が悠々と草を食む、牧歌的風景を遠巻きに眺める事もできます。
これから徐々に秋色に色付く美しい景観の中、ここで作られ、ここでしか食べられないアフタヌーンティーをお楽しみいただきたいと一同願っております。
梶原さんチームの作品とも言える小菓子の写真や、開催期間の詳細などは下記よりご確認いただけます。
https://www.snowtomamu.jp/summer/topics/2319/

トマムの日常。ファームエリアの日常。
エデンが遅れてついて行くのもいつもの事。
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トマムの日常。ファームエリアの日常。
エデンが遅れてついて行くのもいつもの事。
そんなあたり前で平穏な日常こそが尊い事を、この数年で改めて思い知らされました。
こういった光景をあたり前として、目の当たりにできる事に感謝しながら、働き、生きています。