Farm Area ファームエリア
「おいしいもの」と「そうじゃないもの」
東京でオフィスワーカーだった頃、私の食べ物に関する...
「おいしいもの」と「そうじゃないもの」
東京でオフィスワーカーだった頃、私の食べ物に関する分類はそんな感じでした。
「おいしいもの」と「すごくおいしいもの」と「ちょっと口に合わないもの」
生産や製造に携わる今、その大変さ、関わる人や事の多さやその背景にある努力を知るにつれ、その分類が大きく変わりました。
誰かが食べる物を作るって壮大なリレーである、と知った事が大きいです。
食べる側の立場では幸せが多く、作る側の立場では(ストイックさに欠けると怒られるかもしれませんが)ちょっと救いのある考え方で、個人的には気にいっています。
お花にすい寄せられるのは虫だけではありません。
この春開催された「ファームの花咲くリゾナー...
お花にすい寄せられるのは虫だけではありません。
この春開催された「ファームの花咲くリゾナーレ」(4/28~5/11)で使用したポットのお花を使ってお花畑を作ろう、とコウさんと佐野さんを中心にみんなで植え替え作業を行った事はこのダイアリーでも紹介しました。
鹿の食害に大いに悩まされたのですが、一部のお花は未だ咲き誇り、ファームエリア内カート道沿いの隠れた写真スポットになっています。
ポットの中ではお花の命は数日~数週間程度ですが、大地に植え替え根を張ったお花は私たちの目を長く楽しませてくれます。(虫たちも喜んでくれていると思います。)
牛をエリアで飼い始め、数年掛けて土が良くなってきているのもあるかもしれません。
頑張った取り組みが花開くって本当にうれしい事です。
誕生はいつも、ただただ神々しいです。
こういうシーンに巡りあえたらとてもラッキーです。
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誕生はいつも、ただただ神々しいです。
こういうシーンに巡りあえたらとてもラッキーです。
職業体験や仕事場見学などのイベントが大好きでした。
行く先々で、世の中にはいろいろな仕事が...
職業体験や仕事場見学などのイベントが大好きでした。
行く先々で、世の中にはいろいろな仕事があって、いろいろな人が支え合って、社会が成り立っているんだな、と実感した事を今でも覚えています。
僕たちのたわいもない質問にニコニコ、ハキハキと色々答えてくれる働く大人の皆さんが純粋にかっこよく映りました。
「モーモー学校」では、私たちはもちろん働く大人の立場でガイドをします。
かっこいいと思われたい、なんて大それた事は願わないのですが、大人も含め参加してくれた皆さんの興味に何かしら引っ掛かって欲しい、と願いながら務めています。
モーモー学校は今年も開校しております。
私たちがお話しするのは主に牛や牛乳の事ですが、伝え...
モーモー学校は今年も開校しております。
私たちがお話しするのは主に牛や牛乳の事ですが、伝えたいことはそれだけじゃないもっと普遍的な事だったりします。
最近の私のマイブーム。牛乳出しコーヒーを紹介します。
<レシピ>
①広口のジ...
最近の私のマイブーム。牛乳出しコーヒーを紹介します。
<レシピ>
①広口のジャグに牛乳を8分目くらいまで入れます。トマム牛乳が望ましいですが、なければどんな牛乳でもOKです。
②空のティーパックに挽いたコーヒー豆を適量いれます。
①に②を入れて冷蔵庫で一晩放置すれば完成です。
甘いのがお好きな方はガムシロップ等を加えても良いです。
こちらはファーム星野のオリジナルでは無く、JA全農さんがTwitterで紹介した物を試したら、その美味しさにすっかりはまっております。
トマム内で商品化はされておらず、ジャグはお手製ボトルです。
ついでにオリジナルジャグの作り方を説明すると、
1,瓶を買ってくる
2,黒いシールをいい感じに切り取り蓋に牛柄を施す
3,トマム内SHOPで売っているトマム牛乳のシールラベルを捨てずに剥がして、瓶に貼り付けたら完成です。
ポイントは牛柄のクロが細かいと牛では無く、ダルメシアンに見えるので注意する、くらいでしょうか。
ぜひ、どちらもお試し下さい。
ファームエリア内のカート道沿いで大人にまぎれてくつろぐテチを発見。お母さんのネルはずっと奥の方にいました。
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ファームエリア内のカート道沿いで大人にまぎれてくつろぐテチを発見。お母さんのネルはずっと奥の方にいました。
生後一ヶ月が経ち、母親から離れる時間が長くなってきました。
ゆっくり大きくなればいいのに、子供たちはいつも駆け足で大人への階段をのぼっていきます。
さびしく思うのは私だけなのか、当のネルは至ってマイペースです。
「ちゃんと息してる?」
たまに牛たちにそう問いかけられている様に感じます。
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「ちゃんと息してる?」
たまに牛たちにそう問いかけられている様に感じます。
生命を維持するための呼吸は忘れないのですが、脳まで届くような深い呼吸は忙しい日々の中で忘れがちです。
牛の呼吸は力強く、草や水を沢山摂取するように、たっぷりと空気も体内に取り込みます。
私も負けじと味わうように深く息を吸い込んだら、ここの空気はほのかに甘く感じました。
口呼吸を行うほ乳類は人間だけなので、牛たちは知らない美味です。
ちょっと優越感にひたります。
訪れる人にとって、ここで暮らす牛たちにとっても、優しい時間が流れる場所であって欲しいと願っています。...
訪れる人にとって、ここで暮らす牛たちにとっても、優しい時間が流れる場所であって欲しいと願っています。
草原を走り回る放牧デビューのテチと心配で追いかけるネル。
急に子供が走り出すと親としては一...
草原を走り回る放牧デビューのテチと心配で追いかけるネル。
急に子供が走り出すと親としては一大事で肝を冷やすのですが、見ている立場だと微笑ましく思ってしまいます。
もちろん周囲に危険が無い環境である事が前提ですが。
ここは車も通りませんし、急いで目的地に向かう自転車も通りません。
この光景にただただほっこりします。
トマムでは今、李(すもも)の花が見頃を迎えています。
ジャージー牛のネルと10日前に生まれ"テチ...
トマムでは今、李(すもも)の花が見頃を迎えています。
ジャージー牛のネルと10日前に生まれ"テチ"と名付けられた仔牛と一緒に、記念撮影を行いました。
昨年の4月。
ネルの初産は、予定よりかなり早い、不意打ちの出産でした。
ファーム星野にとってもジャージー牛の出産ははじめてでした。
ジャージーの仔牛は小さいと聞いていたのですが、その子は不安なくらいに小さく、その不安は的中しました。
数日しか生きられず、外の景色を見る事もなく、天に帰っていきました。残念で後悔が残る結果でした。
迎えたネルの2回目の出産。
今年は竜さんや海野さんを中心に予定日の随分前から入念にケアしました。
生まれた仔牛は、やっぱり少しせっかちで、小さくて、でも生命力にあふれている感じがしました。
仔牛はネルとの時間を大切に育てました。
おっぱいを沢山飲んで、愛情たっぷりのグルーミングを受けて、スタッフが少しサポートし、すくすく育ちました。
10日目でも他の仔牛に比べるとまだまだ小さく、足取りがおぼつかない所もあるのですが、「テチ」と名付けられ、初めて牛舎の外に出てみました。
ネルと私と、テチと竜さんと。
暑くも無く、寒くも無い、お出かけにはちょうどよい日でした。
お花畑の作業はまだ続いております。
この数年、近隣の野生動物が増えている様で作物被害に悩まされております。...
お花畑の作業はまだ続いております。
この数年、近隣の野生動物が増えている様で作物被害に悩まされております。
北海道に移住し、農業に関わるまで意識しなかった事ですが、野生動物は身近にいて、時に人の生活や活動に悪い影響を及ぼす事があります。
もちろん野生動物に罪は無く、生態系の上で良い面もあったり、ヒトと動物の適度な距離感が大事だなと実感します。
せっかく植えたお花を守る為、今回は牧羊犬のラディ―も一緒に働いてもらってます。
野生動物は、犬のおしっこの匂いを嫌がるとか。
効果のほどはまだまだ未知ですが、仕事仲間に心いやされます。